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REJ工法-橋梁伸縮装置漏水補修工法

橋梁伸縮装置漏水補修工法
REJ工法
(止水材取替工法)

  • [特許登録] 第6441113号、第6899551号、第7194395号
  • [特許出願中] 2020-103416、2021-002469
  • [NETIS登録番号] QS-190028-A

西日本高速道路メンテナンス九州㈱、ビルドメンテック㈱ 共同開発工法

国土交通省「橋梁伸縮装置止水部の補修に関する技術」に選定

Sustainable Development Goals
  • REJ工法におけるSDGsについて

    REJ工法は当社が取り組んでいるSDGsの取り組みの一つであり、社会インフラである橋梁の長寿命化の一役を担うものである。

    REJ工法使用の効果

    REJ工法は、漏水が発生した伸縮装置を撤去せず止水機能を回復させる工法である。
    伸縮装置はシール材の経年劣化に加え、冬季に散布される凍結防止材の塩が雨水で溶けてジョイントである伸縮装置に流れ込み鋼材を腐食させ止水機能が低下する。これらの現象により橋梁構造物の基礎である橋脚本体と床版を支えている支承を劣化させる。
    REJ工法は止水機能と耐久性が高いシリコーン(無機化合物)を使っている。
    本工法で定期的なメンテナンスを行うことで伸縮装置の取替頻度が低下し、産業廃棄物であるコンクリート殻、鋼材、鉄筋、ゴム材(有機化合物)等の排出を減らすことができる。

    工法によるSDGsの効果

    前述したように伸縮装置の取替を減らすことは、コンクリート使用の低減、鋼材、鉄筋使用の低減、有機化合物であるゴム材の低減につながり、これらの材料使用量 を低減することは、材料生産時に発生するCO2の削減効果が期待される。(表-1)また、橋梁の長寿命化は、橋全体の補修を低減することによるコンクリートや鋼材などの使用を低減するのでCO2削減効果が大きくなると考えられる。

REJ工法の主な特徴

1鋼材の表面処理を行い錆の完全除去
2止水材は耐候性の非常に高いシリコーン系
3ブラスト処理の為、シール材の剥がれリスクが非常に小さい。
4紫外線耐候性は非常に高いのでシール材が劣化しにくい。
5腐食した鋼材をブラストで健全化する
61日の作業で伸縮装置を取り替えずに止水できる
7伸縮性・耐候性に優れたシリコーンシールで長期止水を実現する
8急速硬化タイプで施工完了後速やかに交通解放ができる

REJ工法の品質性能

REJ工法シール材の耐候性試験

  1. 試験名:促進耐候性試験(紫外線劣化)(JIS A 1415 WX-A法 キセノン式)
  2. 供試体:シリコーンシーラント(902 RCS)
  3. 試験結果
    10,000時間(100年相当)の耐候性試験後、ひび割れ等の損傷無し。
    なお、変性シリコーンはひび割れ等の変化が発生

REJ工法止水性能試験

  1. 試験名:NEXCO438試験を準用した止水性能試験
  2. 供試体:SGT-100 シール材厚20mm 充填時遊間70mm 試験開始時遊間75mm
  3. シール材:DOWSIL902RCS(シリコーンシーラント)
  4. 試験内容(伸縮量100mm 照査年数30年)(試験日:令和4年2月28日~3月8日)
    ① 繰返し試験【日格差】(±19mm・11000回)
    ② 圧縮・引張試験【年較差】(±50mm・30回)
    ③ 水張試験(最大引張状態・水深10cm・24時間)
  5. 試験結果(試験機関:中外道路(株)試験器)
    ① 繰返し試験(合格)
    ② 圧縮・引張試験(合計)
    ③ 水張試験(合格)

REJ工法 施工実績

NEXCO管内
平成31年度
363.3(m)
令和2年度
530.3(m)
令和3年度
862.3(m)
令和4年度
1751.0(m)
令和5年度
819.9(m)
令和6年度
459.6(m) ※継続中
NEXCO管外
平成31年度
17.1(m)
令和2年度
50.8(m)
令和3年度
104.8(m)
令和4年度
171.0(m)
令和5年度
235.0(m)
令和6年度
93.1(m) ※継続中

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